03月12日(火)の演技術探究会
【1】朗読稽古
朝日新聞の社説を音読する。
[練習01] クリアな滑舌が保てるよう、無理のないペースで読む。
[練習02] 滑舌が乱れない範囲の最高速度で読む。
【2】各論稽古『定番の表現を再考する』
課題シナリオの読み合わせ。
*** *** *** ***
社説朗読は毎日新聞から、東日本大震災関連の記事、特に復興庁についての内容でした。
日本はこれまで、道路は国土交通省、学校は文科省など、何をするにも縦割り社会できたので、復興庁がワンストップで対応するというのは、当初から難しいところがあったと思います。
何をもって復興とするのか、一般的には人口を元に戻して、税収を元に戻すことになるのでしょうけど。
そもそも、津波が来た場所にまた住むという選択が安全面からどうなのかな、と心配になります。人工的に作った高台も、また巨大地震がきたら耐えられるのか。
以前にも話したことがあるのですが、私は原発にかなり近い地域の除染をして住めるようにすることに疑問を感じます。今も原発は収束してないので、いたちごっこですし、広大な山や森の除染も無理だと思います。
国も東電も、隠している情報がきっとあるのではないか?と。50年、100年経ってガンを患う人が多くても、国も東電も因果関係は認めないと思いますし。
津波も原発も、悲しいけど、故郷は元の形には戻らないというのが現実なんだと私は思います。
津波や原発によって家を奪われた人には何千万単位でお金を渡して、安心して安全な場所に移り住んでもらえるようにしたら良かったのに、と話し合いました。
除染作業に使ったお金や寄付金があれば決して不可能ではなかったと思います。
千年に1回かもしれないし、明日かも知れない震災に対して、どのようにお金を使うべきなのか難しい問題ですね。
各論課題は、台詞合わせと動きの確認を簡単にしました。